無駄な物ばかり買う
買い物をし始めた頃…
それはすぐ飽きるだろう
こっちの方が可愛い
同じような物持ってるでしょ
と、なんだかんだ言いながら、他の物を買うように誘導してた。その場では、子供も納得していると思ってた。
2歳半頃から、オモチャが棚に収まらなくなると「断捨離」をさせている。
最初は無理だろうと思いながらも、一つずつ
いる?いらない?
と聞きいてみた。なんと!驚くことに的確に判断したのだ。その時から、棚がいっぱいになると「断捨離」をすることにしている。
断捨離と言うからには、子供の判断に従い、エイヤーっと処分する。雑念を振り払って。…従うのだ。
最後に、片付ける場所を教えながら整理していく。
棚には、自分が選び抜いたオモチャばかりだからか、まんべんなく出しては遊ぶようになる。
そして、この「断捨離」で気づかされた!!
いらないと判断されたオモチャや小物は…
私が誘導して買わせた物がほとんどだったのだ。
なんてこった!
無駄を防ごうと思ってたのに…
この時から、同じお金を使うなら、本人に選ばせようと決めた。それ?と思うような物でも、軽く他を勧める程度で無理強いはしない。
出る金額は同じだ…と自分に言い聞かせて。
そう。出る金額は同じ…だ。
子供の好きなように選ばせ続けると、本人もアレは使わなかったとか、同じような物を持ってるからやめようと、子供なりに学んでくる。
失敗の経験を積んでいるのだ。
年齢が進むにつれて、金額を設定して買い物をさせるようになるが、そうなった時に、今までの苦労が実り始める。
毎度とはいかないが、必要な物を選び抜く力が身についてきているなと実感する。
幼い頃から自分で選ばせ、失敗を繰り返すことが大事。大人には買う時点でムダになるだろうと予測のつく物でも、そうなって初めて子供は学ぶ。無駄なようで、そうではない。失敗を学ばせる絶好の機会になっているのだ。
大人になる前に必要な失敗だ。
我が家は、断捨離だったが…
難しい場合は何かの折に、「これ使ってないね〜、おもしろくなかった?難しかったの?次は○○にしたらいいんじゃない?」と予め前向きに提案しつつ、原因を刷り込んでおくのも手だと思う。
「これ買ったのに、使ってないじゃない!」
と怒ると、子供は都合よく忘れる。
親からすると、腹が立ったり、忍耐がいることばかり。
その分、しっかり学んでもらいたいものだ。
ちなみに、「断捨離」を習慣づけるのは、とてもメリットがある。いる、いらない、を具体的に体験できる。
大人になってから大いに役立つことを願いたい。
不要な物を買わない…なんて大人にだって難しいんだから、子供にはもっと難しいに決まってる。
難しいに決まってるわ。