消極的な性格…からの変貌
消極的な性格だと思ってた。
1歳半から保育園に通い、3歳から幼稚園に入園。
保育園の入園前に、リトミック教室に短い期間通ったことがある。最初は輪に入ることを嫌がった。回数を重ねると、徐々に動きになれたが、積極的に他の子と手をつないだり交わることはせず、それでも、はるちゃんなりに楽しんではいたが、そのうち行くのを嫌がった。
楽しめないなら行く必要もないので辞めた。
恥ずかしがり屋なんだと思ってた。
保育園に入園すると、問題視するほどじゃないけど、周りとのコミュニケーションのとりか方や、イベントなどで子供達がワーっと前方に行く中、はるちゃんは行くのを嫌がった。
消極的な性格?
保育園の面談では、工作の貼り絵でぶどうの実の1つ1つの位置にこだわってたと言われた。
そう、確かにこだわりが強かった。かつ、粘り強かった。
年少になって、お遊戯会でダンスの出番。間違えないように、他の子ばかり見る。足元の立ち位置シールからズレると戻る。
神経質な性格?
気になるが、見守るだけで本人に口に出して言うことはしなかった。
やりたいように、やらせて、褒めれる部分を褒め続けた。
徐々に、変化していくのが分かった。
友達と仲良く遊ぶようになったし、お当番の日を楽しみにするようにもなった。
そして、年中のお遊戯会のダンス。
立派に踊ってた!こだわりの強さや、神経質な性格が良い方向に働き、動きも正確。センターで踊ってた。
それでも、まだ私の中には心配が残ってた。
年長の始め頃に、他からの勧めで花まる学習会の体験イベントに行ってみた。ホームページを見ると、積極的になれるんじゃ!?はるちゃんに必要かもしれないと思えた。
体験当日、
物凄い勢いのある教室で、来てる子は本当に初めてか?と思うくらい前のめりの子供が多く、正直、私が気後れした。
はるちゃんは…というと。完全に飲み込まれて、落ち着かない様子で表情も強張り、泣くんじゃないかと思えた。
もう、可哀想で見てられない!
連れて帰りたい衝動にかられた。
その後、保護者だけ別室に集められ説明を受けた。その間、子供達は体験授業が続いた。心配だった。
戻ってみると…
「ママ見て〜!!」と作成物を見せてくれた。
その表情は輝いてた。
笑顔で先生とハイタッチして別れた。
初めての場所でも、積極的に発言したり行動する子もいる。そうでない子が劣ってるわけでも、何でもなくて、自分のペースで色々なことを習得していく。
そのペースが、
早いか、
遅いか、
うんと遅いか、
うーんと、遅いか。
その間、ただ見守って、心配を口に出さず、ただただ見守れる親でありたい。
口に出すと、自然と子供に刷り込まれていく。性格のことだけではない。運動神経が鈍いとか、手先が不器用とか。
親が決めつけず、いつか子供自身が苦手だと、自身で判断すればよい。
判断するまでは、褒められる角度から褒め続ければ、思わぬところから、芽が出て花が咲く。
そして、はるちゃんは…
変わらず、
細かい性格で、心配性で、こだわりが強い。
さらに、
負けず嫌いで努力家が加わり、
やる気満々で、意欲的。
そして、
よく爆笑する。
これからも、私の勝手な心配事は内に秘めて、見守り続けることとしよう。